川の市民活動ヒアリング調査

川の市民活動ヒアリング

事業実施時期: 2009年10月〜2010年3月
事業名: 近畿管内河川流域における市民活動優良事例実態調査
助成団体体 近畿地方環境事務所

事業概要

近畿管内の河川流域において、地元自治体や市民の環境保全活動が活発な地域を数ヶ所選定し、現状と課題等について整理するとともに、今後の河川環境保全活動の普及啓発に資することを目的として文献調査、ヒアリング調査を中心とした調査活動を実施した。

本事業の背景には、大阪泉南地域にある2級河川「見出川」で実施されている河川環境保全活動の展開・定着へ活かすという目的がる。

見出川は平均BOD値で全国の水質ワースト5に平成15年から連続してランクインし、平成19年にはワースト1となった川である。平成20年1月に「見出川流域水循環再生協議会」が結成され、平成21年度には「見出川流域の水循環の再生をめざす計画」が策定され、河川環境保全活動の取組が行われている。

調査結果

大阪府 近木川(近木川流域自然大学研究会)、京都府 白川(白川源流と疏水を美しくする会)、滋賀県 日野川(蒲生野考現倶楽部)の3団体の代表者にヒアリング調査を実施した。

活動継続の要素として、「明確なテーマ設定」「気づきを生み出す活動」「行政との協働体制」「子どもたちの参加」という項目をまとめ、テーマの一貫性、活動対象への心的距離の近づきと、課題または価値の認識についての重要性を指摘した

また活動継続のポイントとしては、資金調達とコアメンバーの世代交代が共通課題に挙げられることをまとめた。

コンテンツの最初へ